容姿端麗6人組



「アハッ、何それ。」

「本気だよ?俺、つかさちゃんに本気だからね?」

「そ、そっか…。ありがとう。」


一輝はつかさに顔を近付けて、真剣な顔で言ってる。

つかさと顔が近い…
ムカつく…

引き離してやろうと思って、一輝とつかさの方に向かう。


「お前は顔が近いんだよ!人の彼女に手、出してんじゃねえ。」


思いっきり一輝を引っ張って、睨んでやった。


「ああ?つかさちゃんは、お前だけのもんじゃねえんだぞ?」

「は?俺のもんだし。つかさは俺の彼女なの。分かる?だから、俺のもの♪」


俺と一輝がそんな事を言い合ってたら、つかさがため息をつきながら言った。


「私は誰のものでもないんですけど…。まあ、しいて言えば私は私のもの?」


待て、待て!!

「私は蓮のものだよ?」
とか、言ってくれるんじゃないの?

ちょっと…っていうか、かなりショック……


「つかさの発言らしいな。」


俊が席に鞄を置きながら、言ってきた。