「アハッ、何それ。」
「本気だよ?俺、つかさちゃんに本気だからね?」
「そ、そっか…。ありがとう。」
一輝はつかさに顔を近付けて、真剣な顔で言ってる。
つかさと顔が近い…
ムカつく…
引き離してやろうと思って、一輝とつかさの方に向かう。
「お前は顔が近いんだよ!人の彼女に手、出してんじゃねえ。」
思いっきり一輝を引っ張って、睨んでやった。
「ああ?つかさちゃんは、お前だけのもんじゃねえんだぞ?」
「は?俺のもんだし。つかさは俺の彼女なの。分かる?だから、俺のもの♪」
俺と一輝がそんな事を言い合ってたら、つかさがため息をつきながら言った。
「私は誰のものでもないんですけど…。まあ、しいて言えば私は私のもの?」
待て、待て!!
「私は蓮のものだよ?」
とか、言ってくれるんじゃないの?
ちょっと…っていうか、かなりショック……
「つかさの発言らしいな。」
俊が席に鞄を置きながら、言ってきた。

