容姿端麗6人組



「超痛かったんだけど。角だよ、角。絶対、鞄の角に当たったって!!突き刺さったもん。」

「へー、それはおめでとう。運が良かったね♪」

「え?何それ。それだけなの?」

「うん。他にある??」

「いっぱいあると思うけど。」

「あ、ごめんね。今のしか浮かばなかったわ。」

「ひどい、ひどい。何か恨んでるでしょ。俺のこと…」

「いや、別に。何もないけど?」


その会話を聞いてたクラスの男どもが、俺を教室の端までひっぱてった。



「何だよー!俺はまだ、つかさに話が…」

「さっきから思ってたんだけどよ…。」


一輝が俺の肩に腕をかけて、言ってきた。


「つかさちゃんと仲良すぎないか??」

「え、?」

「何か、夏休み明けてから更に…。なあ??」


一輝が他のヤツに問い掛けた。

こういう場合、どうすりゃイイんだよ。

付き合ってるって、公表していいのか?

でも、これで
「何で言ったの?別れよ。」
とか言われたら最悪だし…