擦り傷だらけなのは、庇ったせいか… 「その後、告られた。泣きながら、言われてさ。いきなりで驚いたよ…。」 頭をかきながら、智樹は言った。 でも、智樹が好きなのは怜…。 智樹に告っても、誰も報われないな… 可哀相に。 「ココにいても、邪魔になる。ホテルに戻ろ?」 つかさの言葉に、皆が頷いてホテルに向かって歩き出した。