「大丈夫か?」

「う、うん。」


拓海と翠は、肝試しの最中。

翠は拓海にしがみついて、歩いていた。


「きゃー!!」


翠は思わず、座り込んだ。


「鎌谷、女の子って感じする。」

「ゔ、そう??」

「うん。てか、大丈夫??まじで…。」

「無理…」

「ハハッ、大丈夫だよ♪おいで??」


拓海は手を差し出した。


「ありがとう。」


翠は恥ずかしそうに、拓海の手を掴んだ。


「鎌谷ってさ…、好きなヤツいる??」

「え??」


突然の質問に驚いた翠。


「なんとなく聞いてみた。いんの?好きなヤツ。」

「うん、/////でも、絶対叶わないんだ。」

「何で?分かんねえじゃん、そんなの。」