「あ、ね…き??」

「ああ、お姉ちゃんって意味。俺のお姉ちゃん、つかさって人なんだけど…、怖がりだのなんのって…」

「かわいーお姉さんだね☆つかさお姉さん、カッコいい人かと思ってたぁ!」


――ポツッッ、ポツッッ


ルンルン気分で歩く満華は、いきなりの雨に体をビクつかせた。


「満華ちゃん、こっちおいで!」


奏は満華を木の下へ連れていった。


「大丈夫??」

「うん♪」


本降りになってきた雨を、二人はジッと眺めていた。


‐END‐