容姿端麗6人組



「じゃあ、ちょっと散歩してこようかな。」


つーちゃんは一息ついて立ち上がり、カーディガンを手にとって、サッと羽織って歩いていった。


「舞…。つかさ、何かあったんだろ?隠してないで教えろよ。」

「……」


蓮は、舞の腕を掴んで言った。

でも、舞は黙ったまま。


「舞っ!!」


蓮の顔が、だんだん強張っていった。


「ん゙……」


舞の頬には涙が流れた。


「ちょっ、おい!!」


蓮はいきなり泣き出した舞に、慌てだした。


すると、、、


「おいっ、何泣かしてんだよっ!」


急に現れた男の人。

どこかで見た事あるんだけど…


「颯(ハヤテ)先輩っ!」


蓮が舞の腕を放して、立っている男の人に体を向けた。