「ううん。いいのっ! 空太が萌のこと好きって事分かってたし! 想い・・・伝えれて良かった! じゃぁ、教室戻るねっ!」 無理して笑顔作って、 あたしはその場から逃げた。 涙がこぼれてくる・・・。 空太は最後まで優しかった。 あたしは優しい空太が好きだったけど、 その優しさであたしは今 苦しいんだよ・・・。 あたしは誰もいない理科室前の廊下で 座り込み、 その場で泣いた。