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「これを持ちまして始業式を終了します」

教頭先生が号令をかけたあと生徒は教室に戻った。

「ねぇ那技―!体育の先生かっこよくなかったた―?」

萌は上がり調子で聞いてきた。
萌はイケメン好きである。
「うん。かっこよいいけど…どうせ彼女いるんじゃない?」

「そんな夢のないこと言わないでよぉ!」

萌は私の背中を叩きながら言った。

「もー痛い!跡できたらどうするの!」

「大丈夫大丈夫!」

萌はそういってトイレに行った。

全く…小さいけど力だけは強いんだから……。


教室に戻り席に着いた。

あの先生若いよな―臨時って言ってたな―。