「…むわよ。」 「解ってる。」 「ん…… (ここ…)」 目を覚ますと身体が軽かった。 「あら、起きた?」 「おはよう、叶音ちゃん。」 留美と戍が手を振っていた。 「一体“何を”っ!!」 ジャラ 鎖の音で叶音が足元を見ると少し長めの鎖付きの足枷が右足だけにしてあった。 「やだっ!外してっ!!」 「叶音…イイ格好ね。」 「さぁ、叶音ちゃん。手枷も付けるよ。」 戍は、言って叶音の後ろになる。 「いや…やめて!」 叶音は、手の自由も奪われた。