「解ったわ。」 叶音は、煌に返事を返して別れた。 季節は、移り変わり冬になっていた。 知らぬ間に留美は、高校を辞めて煌と叶音の前から姿を消していた。 叶音は、留美が何ヶ月も攻撃をしてこない事をとても気になっていた。 しかも叶音は、明日煌と付き合って初めてのクリスマスを迎える。 何もなく倖せなクリスマスを迎えられるように祈るだけだった。 「ただいま戻りました。」 「あら、叶音。早かったわね。」 「はい。」 「沙世の手伝いをしてちょうだい早く。」