父親は、黙った。 「得に問題は、見られませんでした。“何か”あったら直ぐ来て下さい。今日帰っても問題ありません。」 医師は、言って診断書を渡した。 「ありがとうございました。」 「いえ、お大事に。」 医師は、病室を出た。 「先生もご迷惑をかけました。実は…下の子が身体が弱くて…直ぐに来れずにすみませんでした。」 「いいえ。今後は、このような事が無いように宜しくお願いします。」 保健医は、釘を刺した。 「叶音、お帰り。」 義母が退院して帰ると家で待っていた。