叶音が目を覚ますと見知らぬ天井があった。 しばらくボーっとしていた。 「あぁ…病院なんだった……。」 叶音は、起き上がって外を見る。 外は、大粒の雨が降っていた。 「椿さん、おはようございます。」 「おはようございます。」 看護師が食事のトレーを持って入って来た。 「さぁ、ベッドに座って。食事の前に血圧測定するわよ。」 言われて叶音は、ベッドに座った。看護師は、にっこり優しく笑って血圧測定をしてくれた。 「血圧は、問題無いわね。今日は、せんせいから話しがあるからね。」