「はいはーい。」
戍は、にっこり笑って居なくなった。
「椿さんごめんね。」
煌が優しく謝って来た。
「気にしないで。」
叶音が返すと煌は、戍の後を追った。
「どうしたの、叶音。」
「そうよ。手を握られたくらいで固まって。」
麻央と早希は、首を傾げる。
「なんか…変な……感じ。」
叶音は、胸元を撫でる。
「「…大丈夫?」」
「……うん。」
叶音は、頷いて席に着いた。
入学式は、無事終わった。
これが…私の宿命の本当の始まりだった。
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