哀しみにもがき 苦しんでいても 明日もあなたを スキになってしまう どれだけ探してみても 愛(こたえ)は、ひとつも みつからない 「“どうかした?”…だと?」 煌は、怒りに震えていた。 「怖い顔してなんだよ。」 あまりの戍の表情に煌は、耐えられなかった。 「やめてっ!!」 「叶音…」 殴りかかった煌と殴られそうな戍の間に叶音は、入って止めたのだ。 「やめて…戍くんは、私を助けてくれたの。殴らないで。」 叶音は、煌に訴えるように言った。