「おやすみなさい。」 叶音は、言って部屋を出た。 薄暗いなか屋根裏部屋へと戻り粗末なベッドに倒れ込む。 「…煌……あなたとは、トモダチ以上には…なれないのね。」 叶音の瞳から泪が零れる。 叶音は、絶望の中気を失うように眠りに落ちた。 「あっ、いやっ!!」 「黙れ!」 「っ!!」 叶音は、数名の男子に登校直前に体育館倉庫に連れ去られた。 男子の手には、煌めく刃物が握られていた。 「そうそう。大人しくしてたらいい思いさせてやるよ。」