「戍…調べてくれた?」 「あぁ。」 戍は、学校を早退して留美の部屋に件のファイルを手にして訪れていた。 「煌の恋の相手は、“誰”?」 留美は、獲物を狙うような瞳を向けて聞いて来た。 「…相手は……同じクラスの椿 叶音。」 「…“叶音”……叶音ですって!!」 留美は、怒鳴って戍の腕を掴んだ。 「知ってる子?」 戍が恐る恐る聞いた。 「なんで?…なんであの叶音なの?」 「留美…?」 ・・・・・ 「なんで殺人犯の娘なんかをスキになるのよ!!」