「なぁ、さっきの話し聞かせてくれない?」 戍は、男子に声をかけた。 「いいぜ。屋上に行こう。」 戍は、頷いて屋上へ向かう。 「これがあいつの全てが解るファイルだ。それをやるから後は、自分で調べろよ。」 男子は、言ってつまらなさそうに屋上から居なくなってしまった。 「ありがとう。」 戍は、言って屋上の床に座って渡されたファイルに目を通す。 中には、古い記事が沢山綺麗に整理されて挟まっていた。 「ふ~ん。」 戍は、ニヤニヤしながら見ていた。