こころの歎きを 包まず述べて などかは下ろさぬ 負える重荷を ・・ 「…叶音?」 煌は、周りを見渡す。 「<二人を愛してる。 倖せになって…>」 叶音は、囁きそっと口づけをした。 慈しみ深き 友なるイエスは われらの弱きを 知りて憐れむ 「叶音…?」 「<煌…希望の事、宜しくね。 希望…パパの言う事を良く 聞いてイイ子でね。>」 ザァァ 桜の木が激しく揺れて花びらを散らす。