煌は、叶音を見つめて言った。 しかし…叶音は、眠って答えてくれない。 「相模くん。」 「あぁ…」 煌は、麻央に呼ばれてハッととして我に返った。 「先生会議中で来られないの。」 「俺が見てるよ。」 「えっ、相模くんが見ててくれるの?」 驚いたのは、麻央の方だった。 「いいよ。」 煌は、サラっと言った。 麻央は、気を利かせる事にした。 「じゃあ、宜しく。」 麻央は、言って保健室を出て行った。 「麻央、叶音は?」 保健室を出ると早希に声をかけられた。