†禁愛†~明日もあなたをスキになる~【完】

  

 煌は、叶音を見つめて言った。
 しかし…叶音は、眠って答えてくれない。


「相模くん。」


「あぁ…」


 煌は、麻央に呼ばれてハッととして我に返った。


「先生会議中で来られないの。」


「俺が見てるよ。」


「えっ、相模くんが見ててくれるの?」


 驚いたのは、麻央の方だった。


「いいよ。」


 煌は、サラっと言った。
 麻央は、気を利かせる事にした。


「じゃあ、宜しく。」


 麻央は、言って保健室を出て行った。


「麻央、叶音は?」


 保健室を出ると早希に声をかけられた。