「叶音…愛してる。」 「私も。」 叶音は、言って眠りに落ちる。 「あぁ…神様。あなたは、なんて酷いんですか。叶音…」 利久は、眠る叶音の手を握り泣きそうだった。 「おいで~」 「あっきゃぁ!」 叶音は、抱き上げてあやす。 「愛してる…許してね。ママ…ずっと傍にいてあげれなくて……。」 ベッドで眠る我が子にキスして言った。 可愛い寝顔・笑顔・泣き顔…あとどれくらい見ていられるだろう。 「…準備をしなくちゃ。」 叶音は、去る準備と残る我が子の為の準備を始める。