煌は、プロデビューをかけたコンクールが待っていた。 「あ―叶音ちゃん!私がやるから。」 「莉菜伯母さん。」 莉菜は、洗濯物を背伸びして干そうとする叶音と代わった。 「もう少しは、大人しくしてて。」 莉菜は、言った。 叶音は、なんと臨月を迎えていた。 「はーい。」 叶音は、軽く返して大きなお腹をさすりながらソファーに座った。 ―6ヶ月前― 「せんせい…一体どう言う事……です?」 晴は、病魔の進行ではない叶音が倒れた理由を聞いた。