叶音は、煌の居ない父親との日々に戻る。 ―3ヶ月後― 「父さん母さん…兄貴。ウィーンの音大に入学が決まったよ。」 煌は、合格通知を家族に見せた。 「おめでとう。」 「これでプロへの足掛かりになるよ。」 煌は、笑顔で言った。家族全員が大喜びだった。 「煌…遠くへ行くのね。頑張って…プロになってね。」 「ありがとう、母さん…。頑張るよ。」 煌は、泪を堪える母親に優しく言った。 母親は、頷いていた。 煌は、卒業後旅立って行った。