「お父さんっ!!」 晴が倒れていた。 直ぐに救急車を呼び病院へ…。 「ご心配なくお嬢さん。過労ですよ。一週間の入院になります。」 「ありがとうございました。」 叶音は、父の病室に向かった。 「お父さん、この機会にゆっくりして。」 「叶音…大変な事は、“何も”してないのだけどね。」 晴は、笑って叶音に言った。 「機会の事は、任せて。」 「雪も降って来るから気をつけて。」 父親に言われてにっこり笑って病院を出た。 『愛』ある所へ……