「やめてぇぇぇ!!」 妻は、それを見てありったけの叫び声を上げた。 「静かに隠れてろっ!!」 妻に言って男は、刃物を向ける女に飛び掛かり揉み合った。 夫が心配だったが妻は、身の安全のために奥の部屋に入った。 「やめてくれっ!!俺は、子どもの為に生きたいんだっ!!」 「煩いっ!!あなたは、私を裏切った!!私の夫のように!!あなたを…信じていたのに……。」 女は、怒鳴るように言って哀しく冷たい泪を零した。 男の頬に落ちた。 「あなたを…信じて……いたのに。」