「良く、聞いてくれ!」 男は、生唾を飲み込んだ。 「俺は、君と関係を持った。でも…子どもが出来たんだ。君に悪いとは、思う。でも!我が子を守りたいんだ!」 男は、叫んだ。 「許さない!決して許さない!」 女は、煌めくモノを取り出した。 「やっ、やめろっ!!」 男は、後ずさる。 「やめて…お願いです。許してあげて下さい。」 後ろで妻が頭を下げていた。 「許さ……ない。ふふふ…あはは……。」 女は、狂ったように笑って男に刃物を向けた。