「行ってらっしゃいませ、神父様。」 叶音は、神父を見送り教会や自宅の掃除をいつも通り始めた。 「……?」 掃除をいつも通りしていると…神父の机の下に写真が落ちていた。 「何かしら。」 写真を手に取る。 そこには…若い頃の神父が写っていて隣では、赤ちゃんを抱いて微笑む女性が写っていた。 何も知らなかった 何も知ろうとは思わなかった ただ今が続けばいいと 思ってただけ 叶音は、写真の裏を見た。 「っ!!」 叶音は、胸を押さえる。