叶音が笑顔を向ける。黒い感情が戍の中に溢れ出す。 「叶音ちゃん、放課後暇?」 「えっ?」 叶音は、驚いた。 男子から誘われた事は、なかった。 「少しなら。」 「そう。少し出かけていい?」 叶音は、頷いた。 「おーい、月島。そんな女誘わない方がいいぞ。」 一人がヤジを入れて来た。 「黙りなさい!」 麻央が一喝した。 「月島、それに新しいクラスメートの皆さんにも教えてやらないと…な?」 「だよなー。」 中学からのクラスメートの男子数名がニヤニヤ笑う。