「どうなの?ねぇ、どうなのよ!」 「もう、いい加減にして!」 叶音は、麻央の追求に一喝した。 「だって、気になる。」 「麻央、まだ…恋になんて発展してないわよ。」 叶音は、言って椅子に座った。 「でも…相模くんは、脈ありよ♪」 麻央は、机に手を付いて叶音に言う。叶音は、くすっと笑った。 「麻央の気のせいよ。」 戍は、その言葉にピンと来た。 勘が冴えた。 「(煌の…心を寄せる相手……見つけた。)」 戍は、叶音に近寄る。 「あっ、月島くん。」