「あぁ。叶音、おいで。」 利久に呼ばれて叶音は、玄関に入った。 「いらっしゃい、叶音ちゃん。」 莉菜は、にっこり笑って叶音を受け入れた。 「初めまして、宜しくお願いします。」 叶音は、お人形のようだった。 「さぁ、中に入って。」 利久は、叶音の荷物を持って中に入る。叶音も小さい子見たいにオロオロしながら中に入った。 「叶音、しばらくは、ゆっくりするといい。」 「部屋は、2階よ。名札がかかってる部屋よ。」 「ありがとうございます。」