「早く真実を話してくれ。」 煌は、覚悟を決めた。 そして…父は、琳が叶音に言ったのと同じ話しを始めた。 「叶音。さぁ、着いたよ。」 叶音は、飛行機の中で眠って過ごした。 辛い事が有りすぎて眠って忘れようとしていた。 「叶音…具合が悪いんだな?さぁ、車に乗りなさい。」 利久言われて車の後部席に乗って再び眠りに落ちる。 「解ったな。だから彼女は、お前に別れを告げたんだろう。」 父親の言葉が夢のようだった。 「煌…これがお前の本当の両親だ。」