「やめて!煌っ、どうしたの!!」 「嘘は、うんざりだっ!!叶音が俺に別れを告げた。…なんで……あんなに“別れたくない”って言ってたのに、急にだっ!!本当の事言えよ!!」 煌は、家のいたる物を壊して怒鳴り散らす。 「煌…やめなさい。さぁ、座りなさい。」 父親は、煌に少し強く言って先に椅子に座った。 「何してる。早く座りなさい。」 父親に言われて煌は、席に座った。母親も黙って座る。 「これから聞かせる話しに嘘偽りはない。心して聞く事だ。」 父親が圧力をかけてくる。