戍は、耳を疑った。
「…誰かクラスに気になる女が出来たのよ!」
「そんな…嘘だろう?」
戍は、留美に聞いた。
「お願い、誘惑してる女を見つけてっ!!」
「解った。留美…大丈夫だから。」
戍は、言って留美を抱きしめた。 戍は、ずっと…留美が好きだった。親友の恋人でも…愛していた。
「戍…助けてくれる?」
「あぁ…任せてくれ。」
戍は、留美を放し見つめて言った。
「ありがとう。」
留美は、言って戍の胸に身体を預けた。 戍は、にっこり笑っていた。
微かに留美は、笑っていた。
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