戍は、学校を入学式の翌日だと言うのに休んだ留美を訪ねた。 「留美…どうした?」 布団に包まっている留美に戍は、優しく声をかける。 「戍…助けて」 留美は、起き上がって戍を見つめて泪を流す。 「留美っ!!」 戍は、驚いてベッドに座った。 「戍…助けて……私っ」 「どうした…留美……。」 戍は、留美の手を握って優しく聞いた。 留美は、泪を流し続ける。 「…煌が……私と別れたいみたい…」 「なんだって!!」