「椿さん。気分は、どうですか?」 「…良くなりました。帰ってもいいですか?」 叶音は、看護師に聞いた。 「気分がいいならいいですよ。」 看護師は、優しく言った。 「じゃあ…帰ります。色々ありがとうございました。あの…留美の遺体は、自宅に帰ったんでしょうか?」 「えぇ、ご両親と自宅に帰ったようですよ。」 看護師は、答えて病室を出て行った。叶音は、着替えて病室を出た。 「ただいま、煌。」 「お帰り…母さん。留美の話し…本当?」 煌は、母を急かす。