部屋に戻った叶音は、煌の母親に言われた事を考えていた。 「やっぱりダメよね…殺人犯の娘が彼女なんて。」 叶音は、ベッドに倒れ込んだ。 「煌…どうしたらいいの?」 叶音は、泪ぐんで呟いた。 ♪♪~~♪~♪♪♪~ 突然の着信。 「はい。」 「【あ、叶音~元気?】」 「…留美……。」 叶音は、声を聞いて顔を強張らせた。 「【あのね、渡したいモノがあるの。これで最後にするからあのマンションの屋上に来て逢ってくれない?】」