「叶音!!何処行ってたの!」 「すみません、遅くなりましたお養母さん。」 バシッ!! 「あんたが見てないから沙世が発作を起こして倒れたじゃない!!」 「えっ!?」 叶音は、走って沙世の部屋に向かう。 「(沙世っ!!)」 叶音は、祈りながら扉を開けた。 「お義姉ちゃん。お帰りなさい、遅かったね。」 「沙世…良かった。」 叶音は、ベッド脇に行って沙世の手を握った。 「お母さんが大袈裟に言ったのね。大丈夫よ。」 叶音は、沙世に言われて安心して屋根裏部屋に戻った。