煌は、申し訳なさそうに言った。 「いいわよ。」 「叶音。」 「早く知らせてしまいましょう。私が殺人犯の娘だって…事。」 叶音は、煌を見つめて静かに言った。 「叶音…。」 「いいの。」 叶音は、気遣う煌ににっこり笑って言った。 「叶音、俺…今度こそ必ず守るから。」 煌は、言って叶音を抱きしめた。叶音は、抱きしめられながら頷いた。 慈しみ深き 友なるイエスは われらの弱きを 知りて憐れむ 「叶音、入るよ。」 とうとう玄関先まで来てしまった。