慈しみ深き 友なるイエスは われらの弱きを 知りて憐れむ 「んっ……」 「叶音ちゃん…目が覚めた?」 叶音が目を覚ますといつもの屋根裏部屋ではない天井が目に入った。 「此処……」 「びっくりしたわ。様子を見に来たらリビングで倒れてるんですもの。とりあえず客間を使わせてもらったわ。」 優しい伊織の笑顔に叶音は、泪を流した。 「叶音ちゃん…お客様が見えてるわ。逢う?」 叶音は、首を傾げる。 「男の子よ。叶音ちゃんに“逢わないと”って血相かいて来たみたい。」