「あ~~煩い!!」 留美は、苛立って叶音の髪を掴む。 「あんたたち本っっっ当にウッザイ!!叶音、ハジメテを戍にあげてね。」 「【留美っ!!】」 煌が叫んでる。 留美は、叶音を見下ろしてニッタリ笑う。 叶音は、逃れられない事を理解した。 「泣いていいのよ。人のモノを奪った代償は、大きいんだから。」 叶音は、泪を流して諦めた。 「力を抜いて…」 戍は、言って花に牡を当てる。 「あっ、いやっ!!」 叶音がようやく声を上げた。