月日が流れる。


 上領先輩のことを好きだった女の子たちにも、次から次へと好きな男の子ができ、彼氏ができ―…レンアイ模様は様々。

 恋の噂はあちらこちらに溢れている。


 でも、私は上領先輩が。

 上領先輩だけが、ずっと好き。


 先輩の瞳と同じ色をしたブルーグレイの宝石が見守ってくれている。


 変わらない、想い。


 熱くて、切ない想い。



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