お腹一杯に、美味しいものを食べることができ、あたしは満足である。
憤っていた気持ちも忘れ、落ち着いていく。これこそまさに、食べ物の為せる魔法ね。
「にしてもいい食べっぷり、普段からそうだとすると、よほど代謝がいいんだね」
「代謝……あぁ、そうかもしれない。よく動き、消化する。これが一番だけど、体そのものがそういう体質なのかも」
「しかも食べたあとなのに、ホントに動けるの?」
「もちろん、食べた後だからこそ、動かないと!」
「普通はよく動いた後に食べた方がいいと思うけど」
そんな下らない会話をしながら、鍛練所に向かう。あたしは近くの控室で着替えた後、練習に向かうが、イリヤはしないと言っていたので、様子を少し覗いたら、帰るらしい。
確かに、イリヤはあたしと違って、普段からそんなに食べていないし、いやむしろ男としてその量はどうなのかと言うぐらい少ない量だが、不健康そうには見えない。
顔色はいいし、姿勢だっていつもきれい。だからか、不思議に見える。
彼はもともと“科学者”って言っていた。
身の回りに科学者なんていないから、イメージなんてはっきりとはしていないけれど、真っ暗なところで変な研究しているって感じだと思っていた。
それと比べるとイリヤはとても健康的な好青年なのだろう。
あたしだって、イメージ通りじゃないと思う。
絵本の中のお姫様って部屋の奥でひっそり暮らしており、お淑やかで美しい。
現実は、かなりほど遠いけれど。一番近いのは多分女騎士ぐらいだろうか。
憤っていた気持ちも忘れ、落ち着いていく。これこそまさに、食べ物の為せる魔法ね。
「にしてもいい食べっぷり、普段からそうだとすると、よほど代謝がいいんだね」
「代謝……あぁ、そうかもしれない。よく動き、消化する。これが一番だけど、体そのものがそういう体質なのかも」
「しかも食べたあとなのに、ホントに動けるの?」
「もちろん、食べた後だからこそ、動かないと!」
「普通はよく動いた後に食べた方がいいと思うけど」
そんな下らない会話をしながら、鍛練所に向かう。あたしは近くの控室で着替えた後、練習に向かうが、イリヤはしないと言っていたので、様子を少し覗いたら、帰るらしい。
確かに、イリヤはあたしと違って、普段からそんなに食べていないし、いやむしろ男としてその量はどうなのかと言うぐらい少ない量だが、不健康そうには見えない。
顔色はいいし、姿勢だっていつもきれい。だからか、不思議に見える。
彼はもともと“科学者”って言っていた。
身の回りに科学者なんていないから、イメージなんてはっきりとはしていないけれど、真っ暗なところで変な研究しているって感じだと思っていた。
それと比べるとイリヤはとても健康的な好青年なのだろう。
あたしだって、イメージ通りじゃないと思う。
絵本の中のお姫様って部屋の奥でひっそり暮らしており、お淑やかで美しい。
現実は、かなりほど遠いけれど。一番近いのは多分女騎士ぐらいだろうか。


