「この国も、これから大きく変わっていくんだろうな」
そのことがとても嬉しくもあり、その未来があたしにもかかっているのかと思うと不安にもなる。
ただ、イリヤと一緒なら、頑張れるように思えた。
でも、と考えることもある。イリヤは既にこれから先に向かい、進んでいる。対して、あたしはどうなんだろう。
やるべきことを見つけ先に進むイリヤを羨ましく思う。
じゃああたしには先はないの? そう問われれば、それは違うと断言できる。
あたしだって……後継者となり、何れは女王としてたつ未来がある。あるけれど、不安も大きく、あそこまで楽しみなれないかも。
「って、考え込んでも意味ないよね……。とりあえず、今を楽しく過ごすことの方が大事」
前向きに考えるよう、自分に言い聞かせる。
そう。不安もあれど、これから変わっていくことに期待だって感じているのだから。


