あれから皇宮に戻るまでの間。実に2週間近く掛かった。ミゼット州はそれだけ都からは離れている。いくらあたしが薬か何かで気を失っていたとしても、そんなに長い間意識がなかったとは考えにくい。
真相を考えようとしても、結局情報の少なさに何も分からず、早々に考える事はやめてしまった。
というのも理由がある。隣に居るイリヤが原因なのはもう、言うまでもない。
たまに食事などで周囲の護衛の者たちが居る時などは問題などなかったのだが、二人になると彼はあたしの想像を超える。
今までのことを取り戻すかのように、関わりをもとうとするのだ。あたしだってもちろん、それはよかった。
互いに意地を張って、妙な壁を作っていた時と比べ、素直に相手の事をもっと知りたいと思うようになる。それは当たり前のこと。
あたしもイリヤのことを知りたいし、自分の事ももっと知ってほしいと願うようになっていた。
だけど、話をするときの過度なスキンシップには慣れずにいた。素直になろうと自分にいいきかせ、受け入れはするものの、羞恥心でいっぱいになる。
時に、それがなくても、相手のことを知ることなんてできるんじゃないのか、と思う時もある。
あぁ、それでも、やっぱりというか、イリヤに触れられることをあたしは望んでいるのだと思う。
「もう恥ずかしいからやめてよ!」
と勇気を出して、顔を真っ赤にさせながら言っても。
「体は喜んでいるくせに」
と意味深な笑みを浮かべてかわすのだ。イリヤの方が、一枚も二枚も上手である。
それに、人の眼があるところでは決してそんなことはせずに、今まで通り……よりはちょっぴり親切に接してくる。
他の人は知らないであろうイリヤの別の顔。それをあたしだけが知っているという優越感。
誰かをスキになるって、こういうことなんだな……なんて思う。
真相を考えようとしても、結局情報の少なさに何も分からず、早々に考える事はやめてしまった。
というのも理由がある。隣に居るイリヤが原因なのはもう、言うまでもない。
たまに食事などで周囲の護衛の者たちが居る時などは問題などなかったのだが、二人になると彼はあたしの想像を超える。
今までのことを取り戻すかのように、関わりをもとうとするのだ。あたしだってもちろん、それはよかった。
互いに意地を張って、妙な壁を作っていた時と比べ、素直に相手の事をもっと知りたいと思うようになる。それは当たり前のこと。
あたしもイリヤのことを知りたいし、自分の事ももっと知ってほしいと願うようになっていた。
だけど、話をするときの過度なスキンシップには慣れずにいた。素直になろうと自分にいいきかせ、受け入れはするものの、羞恥心でいっぱいになる。
時に、それがなくても、相手のことを知ることなんてできるんじゃないのか、と思う時もある。
あぁ、それでも、やっぱりというか、イリヤに触れられることをあたしは望んでいるのだと思う。
「もう恥ずかしいからやめてよ!」
と勇気を出して、顔を真っ赤にさせながら言っても。
「体は喜んでいるくせに」
と意味深な笑みを浮かべてかわすのだ。イリヤの方が、一枚も二枚も上手である。
それに、人の眼があるところでは決してそんなことはせずに、今まで通り……よりはちょっぴり親切に接してくる。
他の人は知らないであろうイリヤの別の顔。それをあたしだけが知っているという優越感。
誰かをスキになるって、こういうことなんだな……なんて思う。


