「薬草ね……ひっかからなかったということは単純に変化が乏しくて分かりにくいってことだろうけれど」
ようやく見つけた新種の薬草の文書。驚くことに、数が多い。数十種類はある。
しかし、こちらは特徴なんてあまり分からない。どれが該当するのか、その中から一つを絞るのも難しい。
いや、そもそもその中に実際にあるのかも不安でならない。
簡単なスケッチと色、危険性はあるのか否か、その程度しか書かれていないのだから。
よって、その文書の中から探すよりも、実際に使われた可能性のある薬草の特徴を考えてから探す方がいいという考えに至った。
「そもそも、元あったものがきれいさっぱりなくなりました、なんてことなんてありえないんだから。絶対に見えなくても存在している。このサンプルの中にも」
ティーポットのお茶とカップに注がれていた方のお茶、それぞれのサンプルをじっと眺める。
色は珍しくもないこげ茶色。名前の通りの。匂いもない。
こうなったら、なめて自らの身で調べるべきか?
これまでそのような危険性のあることは避けてきたのに、今回ばかりはそれも厭わない自分がいることにイリヤは微笑んだ。
ようやく見つけた新種の薬草の文書。驚くことに、数が多い。数十種類はある。
しかし、こちらは特徴なんてあまり分からない。どれが該当するのか、その中から一つを絞るのも難しい。
いや、そもそもその中に実際にあるのかも不安でならない。
簡単なスケッチと色、危険性はあるのか否か、その程度しか書かれていないのだから。
よって、その文書の中から探すよりも、実際に使われた可能性のある薬草の特徴を考えてから探す方がいいという考えに至った。
「そもそも、元あったものがきれいさっぱりなくなりました、なんてことなんてありえないんだから。絶対に見えなくても存在している。このサンプルの中にも」
ティーポットのお茶とカップに注がれていた方のお茶、それぞれのサンプルをじっと眺める。
色は珍しくもないこげ茶色。名前の通りの。匂いもない。
こうなったら、なめて自らの身で調べるべきか?
これまでそのような危険性のあることは避けてきたのに、今回ばかりはそれも厭わない自分がいることにイリヤは微笑んだ。


