来ないかもしれない人を
私は、この部屋で待ち続けた。
庵の事よりも、自分の気持ちを
優先してしまっている事に
私は気づいていたけれど
この想いはどうしようもなくて
どんなに危険でも
貴方に逢いたいと願ってしまう
貴方を近くに感じていたい。
涙で腫れた瞳で、鏡に映る
自分の姿を見つめていた。
ほんの少しの辛抱もできない私
時間はゆっくりと過ぎて行く。
イオリ、お願い・・・
一台の車が停まり、助手席の
ドアが開くと
その場に、庵が降り立った。
そして、運転席に座る
透馬を見つめた。
「トウマ
今日は済まなかったな
話の続きは明日」
私は、この部屋で待ち続けた。
庵の事よりも、自分の気持ちを
優先してしまっている事に
私は気づいていたけれど
この想いはどうしようもなくて
どんなに危険でも
貴方に逢いたいと願ってしまう
貴方を近くに感じていたい。
涙で腫れた瞳で、鏡に映る
自分の姿を見つめていた。
ほんの少しの辛抱もできない私
時間はゆっくりと過ぎて行く。
イオリ、お願い・・・
一台の車が停まり、助手席の
ドアが開くと
その場に、庵が降り立った。
そして、運転席に座る
透馬を見つめた。
「トウマ
今日は済まなかったな
話の続きは明日」


