「イオリ、行くの?」
「ああ、シュリ、親父の事
を頼む」
歩き出す庵の後姿を
見つめる朱莉。
彼を止める事は・・・できない
朝日が容赦なく
貴方に降り注ぐ・・・・・・
『貴方を忘れる』
愛して止まない、あなたを・・
カーテンを開けた菫にも、燦燦
と光が降り注ぐ。
彼女は、淀んだ部屋の空気を
追い払うべく窓を開けた。
部屋中に、強い風が一度だけ
吹き荒れたかと思うと
その風と共に
あなたが現われた。
いつかの蝶々が
また迷い込んできた。
「ああ、シュリ、親父の事
を頼む」
歩き出す庵の後姿を
見つめる朱莉。
彼を止める事は・・・できない
朝日が容赦なく
貴方に降り注ぐ・・・・・・
『貴方を忘れる』
愛して止まない、あなたを・・
カーテンを開けた菫にも、燦燦
と光が降り注ぐ。
彼女は、淀んだ部屋の空気を
追い払うべく窓を開けた。
部屋中に、強い風が一度だけ
吹き荒れたかと思うと
その風と共に
あなたが現われた。
いつかの蝶々が
また迷い込んできた。


