庵は、白けた顔でため息を
ついたかと思うと、右側の
口角を上げて微笑する。
「ホソヤ、お前
何か勘違いしてないか?
お前の敵は俺のはず
そんな男に、銃を渡すなんて
お前は、馬鹿か?
まあ、そんな事は、この際
どうでもいい」
「タカツキ」
狂気を含んだ瞳で、睨みつける
庵は牙を剥く。
「今すぐ、銃を捨てるんだな
さもないと、お前を殺す」
瞬きをする事も無く、獲物を
捕らえて放さない瞳。
命など、惜しくは無い。
それなのに、銃を握る手が
震えるのは何故?
悪魔に魅入られた
わたしは思うのだった。
『早く、この銃を捨てて
彼に、命乞いを・・・』
ついたかと思うと、右側の
口角を上げて微笑する。
「ホソヤ、お前
何か勘違いしてないか?
お前の敵は俺のはず
そんな男に、銃を渡すなんて
お前は、馬鹿か?
まあ、そんな事は、この際
どうでもいい」
「タカツキ」
狂気を含んだ瞳で、睨みつける
庵は牙を剥く。
「今すぐ、銃を捨てるんだな
さもないと、お前を殺す」
瞬きをする事も無く、獲物を
捕らえて放さない瞳。
命など、惜しくは無い。
それなのに、銃を握る手が
震えるのは何故?
悪魔に魅入られた
わたしは思うのだった。
『早く、この銃を捨てて
彼に、命乞いを・・・』


