寝室のドアから、幹生の
顔が覗く。

「二人とも、ここに居たの?
 簡単だけど、ご飯できた
 腹減ったろう
 ほら、こっち来て食べよう」

少し怖いけど、明日の夜

庵に逢う。

幹生さんの、美味しい

手料理を食べながら

私は、思い出していた。

『もう、二度と

 離れないと誓うから
   
 貴方の傍に

 居させてください
   
 愛する人の傍に』

もう、二度と離れないと

私は、貴方に誓った。