飴色蝶 *Ⅱ*

「本当、皆でお隣さん同士だ
 なんて、楽しいだろうなぁ」

雪乃は、菫を真っ直ぐに
見つめる。

「スミレは、ここに決めなよ
 ミキちゃんとも話してたん
 だけど、イオリさんに
 何か合った時にスミレと
 赤ちゃんを、私たちが
 匿ってあげられるもの」

「ユキ、心配してくれて
 ありがとう
 でも、私たちと関係がある
 なんて知られたら
 ユキ達まで・・・」

「そんな事、心配しなくて
 いいの
 
 イオリさんが極道だって
 私達は、少しも怖くなんて
 無いよ
 
 私だって、昔はスミレと
 同じ立場だったんだもの
 って愛人だけどね」

そう言って笑う雪乃。