愛しているという貴方の言葉は
信じられないくせに。
嘘でもいいから、彼女とは
何も無かったと言ってほしい
と彼に縋り
その言葉を信じると言う。
言っている事が、おかしい事
ぐらい、私は気づいていた。
だけど、どうしても
何も無かったと、一言
貴方の口から聞きたかった。
貴方は、何も話してはくれない
そんな庵を、私は責めた。
「ひどいよ、イオリ
貴方が、逢わない方がいいと
言ったから、どんなに寂しく
ても、私は我慢してきた
それなのに、私にはそう言い
ながら、貴方は、あの女性と
こうして逢っていたのね
寂しくて凍えそうな夜
貴方には私の他にも温めて
くれる人がいる
私には、誰もいない・・・」
「すみれ」
信じられないくせに。
嘘でもいいから、彼女とは
何も無かったと言ってほしい
と彼に縋り
その言葉を信じると言う。
言っている事が、おかしい事
ぐらい、私は気づいていた。
だけど、どうしても
何も無かったと、一言
貴方の口から聞きたかった。
貴方は、何も話してはくれない
そんな庵を、私は責めた。
「ひどいよ、イオリ
貴方が、逢わない方がいいと
言ったから、どんなに寂しく
ても、私は我慢してきた
それなのに、私にはそう言い
ながら、貴方は、あの女性と
こうして逢っていたのね
寂しくて凍えそうな夜
貴方には私の他にも温めて
くれる人がいる
私には、誰もいない・・・」
「すみれ」


